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酔っ払いセオリー

はりきゅうアロマれい針灸院 null

「もっしも~し」

と上機嫌で電話をかけてくる友だち。

このテンションの時は必ずお酒が入っているので

「飲んでるの?」

と聞くと、

「飲んでない」

と言う。

「それで、どのくらい飲んだの?何を飲んだの?」

と聞くと、

「いや、飲んでない、乾杯だけ」

「乾杯はビール?その後は?」

「ワインを2杯くらいかな、ほんとちょっとだよ。そして全く酔ってないし。素面だし。っていうか、何でいつもお酒飲んでるのわかっちゃうの?ホントにちょっとだけしか飲んでないのに~。ほとんど飲んだうちに入らないのに~。」

そして、仕事のプロジェクトの話、後輩とのコミュニケーション、業界用語多様のさっぱり理解不能な難しい話を、まわらない呂律で熱弁する。

彼女が電話をかけてくるときは、帰路、駅から家まで歩いている最中。

きっと、右へ左へと千鳥足で、いつもなら15分の道のりを30分以上かけて歩いているのだろうと想像しています。

「お財布、気を付けて!」

「誰か後ろにいない?」

私は玄関を入るまで気が気じゃないです。

本人は私に電話をかけたことすら、翌朝には記憶にないのだけれど。


先日は、普段は気難しそうなお爺さんのような友だちが

「ラーブリーッ!」

と言って電話をかけてきました。

勘弁してくださいよ…。

「お酒相当飲んだの?」

と聞くと、やはり

「酔ってない!」

と言い張る。

酔っ払いのセオリーだ。

写真は、雲仙のホテルでいただいた、大変美味で感動したシャンパンです。

また出会いたい。


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