未亡人となった叔母の身元引受人になりました。
現在は、郊外の老人ホームで悠々自適に暮らしていますが、未来、けがをしたり、自分で判断ができなくなったときに、いろいろな選択を叔母に代わってしたり、亡くなった際の葬儀や部屋の片づけなどが主な役目です。
先日、ホームの職員の方に挨拶するため、叔母に会いに行ってきました。
亡くなったご主人の書棚に、哲学や宗教、輪廻転生、政治、歴史など、ワクワクするタイトルが並んでいました。
「返さなくてよいから、どれでも持って行っていいよ」
と叔母。
シャーリー・マクレーンや立花隆さんの著書、本田健さんのYouTubeで聞いたことがあった『セスは語る』もあり、
「まさかここで出会うなんて!」
と嬉しくなりました。
いくつかのページには、赤でラインが引かれていて、叔父にとって大切と思った箇所を知るのも興味深く、生きているうちに、叔父の話を聞きたかったです。
まずは2冊、いただいてきました。
叔母は、江戸切子数個とロイヤルコペンハーゲンのティーカップ&ソーサー3セットも持たせてくれました。
我が家にとっては、初!ロイヤルコペンハーゲンです。
とても繊細で軽いことに驚きました。
美しい白、優しいブルー、柔らかなさわり心地にうっとりします。
器は使うだけでなく、目で見て、撫でて楽しむものなのだ、と再確認しました。
1人暮らし、かつ定員2名の部屋なのに、これでティーカップ&ソーサーは9セットになってしまった、アンバランスな我が家。
でも、どれも手放せず、ミニマリストには程遠い生活です。
私が亡くなるとき、誰か器やガラス好きがいたら贈りたいけれど、姪も甥もいないから、残念。
晩婚だった叔母とは、子ども時代にずっと同居していたので、お世話になった恩返しのつもりで身元引受人になりましたが、切子とロイヤルコペンハーゲンをもらい、まだまだもらってばかりの50代なのでした。
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