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嘘をついて塾をさぼりつづけた小学生時代

小学生の頃、母が同級生のお母さんから

「団体の中での勉強が大切」 とアドバイスされたらしく、塾に行くことに…。 知り合いの大学生や従兄弟に家庭教師をしてもらってきたし、塾で人間関係を新たに作るのがとにかくプレッシャーで、拒否したのですが受け取られず、行くことになりました。 そして、初日で、やっぱり

やだ――――!

でも、すでにお金を払ってくれた親に

やだ――――――――!

とは言えず、その後は、 『行ってきます!』 と家を出てから、塾が終わるまでの時間を、近くの公園でボーっと時間を潰したり、自転車で新宿まで行けるか探検したりして過ごすようになりました。 新宿は4駅先にあり、多少治安の悪いエリアを通り抜けるので、あまり楽しい探検ではなかったし、当時のことを思い出そうとすると、映像はグレーがかかっていて、とてつもなく寂しく不安な時間だったのがわかります。 いつも、今度の塾の日の時間の潰し方ばかりを考えていました。

しばらくして(2,3か月?)、塾から母に連絡があり、ばれてしまったのですが、そのときは、やっと不安で寂しい日々から解放されることに安堵したように思います。 よくぞ犯罪にも会わず無事に乗り切りました。

嘘を言わない日はないなぁ、と考えていた時、ふと、子どもの頃の辛かった嘘つきの日々を思い出しました。 今も、当時時間を潰した公園は変わらずあり、なんとなく入りたくないのは、その思い出からかもしれないです。


写真は昨年函館で拾ってきた種から育てたハマナスです。

東京の暑い夏は辛かろうと、日中は冷房が効いている室内で育てています。

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